リリース ノート - RAD Studio 2010
Embarcadero Delphi 2010 および C++Builder 2010 のリリース ノート
このファイルには、主な製品ドキュメントに含まれていない重要な補足事項が記載されています。 このファイルのすべての内容に目を通されることをお勧めします。 更新されたリリース ノートについては、Embarcadero Developer Network の記事(http://edn.embarcadero.com/article/39758)を参照してください。
このドキュメントでは、情報が Delphi 2010 および C++Builder 2010 に適用する場合、"製品" と呼んで言及しています。
インストール、配置、およびライセンスの問題については、Install、Deploy、および License の各ファイルを参照してください。 これらのファイルは、デフォルトで C:\Program Files\Embarcadero\RAD Studio\7.0 に置かれています。
目次
本製品のインストール、アンインストール、アップグレード
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本製品をインストール、アンインストール、またはアップグレードする前に、INSTALL ファイルおよび LICENSE ファイルを参照して、インストールおよびライセンスに関する詳細情報を確認してください。 INSTALL.htm ファイルには、Delphi 2010 および C++Builder 2010 をインストールするためのシステム要件と必要な空き容量、およびインストールとアップグレードの手順が記述されています。
Install.htm ファイルは、以下の場所にあります。
インストール後、Install.htm ファイルと License.rtf ファイルは、デフォルトでは C:\Program Files\Embarcadero\RAD Studio\7.0\ に置かれます。
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Blackfish SQL を含む Delphi の以前のバージョンがインストールされたシステムに Delphi 2010 をインストールするときは、Blackfish SQL サービスをまず停止してから、インストールを開始することをお勧めします。 Blackfish SQL サービスを停止するには:
- "Windows キー" を押しながら R キーを押します。
- "services.msc" を入力して、Enter キーを押します。
- Blackfish SQL サービスを見つけて停止します。
Blackfish SQL サービスを停止した後に、BSQLServer.exe プロセスが終了するまで待機し、それからインストールを開始します。 BSQLServer.exe プロセスが終了したことを確認するには、Ctrl + Shift + Esc キーを押して、[Windows タスク マネージャ] を起動し、[プロセス] タブに BSQLServer.exe のエントリがないことを確認します。
一般的な注意事項
デモ: 製品のデモは、製品のインストール方法と Windows Vista を使用しているかどうかによって、次の異なるディレクトリにインストールされます。
- インストール時に [すべてのユーザー] を選択した場合、デモは C:\Documents and Settings\All Users\Shared Documents\RAD Studio\7.0\Demos にインストールされます。
- インストール時に [インストールしたユーザーのみ] を選択した場合、デモは C:\Documents and Settings\username\My Documents\RAD Studio\7.0\Demos にインストールされます。
- Windows Vista で、インストール時に [すべてのユーザー] を選択した場合、デモは C:\Users\Public\Documents\RAD Studio\7.0\Demos にインストールされます。
- Windows Vista で、インストール時に [インストールしたユーザーのみ] を選択した場合、デモは C:Users\username\Documents\RAD Studio\7.0\Demos にインストールされます。
WebAppDebugger を使用したデバッグ: WebAppDebugger を使用して、WebSnap アプリケーションおよび WebBroker アプリケーションをデバッグするには、まず serverinfo.exe を実行して、このファイル自体を登録する必要があります。 ファイルを実行すると、登録は自動的に行われます。 この手順は、Web アプリケーション デバッガ(インストール ディレクトリの \bin フォルダにある WebAppDbg.exe)を使用するために必要です。
COM サーバーの登録: COM サーバーを登録するには、実行時引数に /regserver を指定して実行する(初回のみ)必要があります。 次の手順に従ってください。
- プロジェクトを作成します。
- プロジェクトを保存します。
- [実行|実行時引数...] を選択し、[パラメータ] に /regserver を追加します。
- プロジェクトを実行します。 アプリケーションが登録されたら、終了します。
- [実行|実行時引数...] ページから、/regserver を削除します。
リソース コンパイラの選択: 現在、リソース コンパイラには 2 つの選択肢があります。 リソース コンパイラを選択するには、[プロジェクト|オプション...|リソース コンパイラ] に移動し、RC または BRCC32 を選択します。 RC を使用することを選択するときは、使用するリソース コンパイラのファイル名は CGRC.exe ですが、ヘルプでは誤った名前 ERC.exe が示されています。
WinHelp ビューアは、次の Microsoft Web サイトからダウンロードできます。
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=6ebcfad9-d3f5-4365-8070-334cd175d4bb
IntraWeb のドキュメント: IntraWeb(VCL for the Web コンポーネントのヘルプを含む)の詳細については、http://www.atozed.com/intraweb/docs/ を参照してください。
レジストリ キー
VCL コンポーネント ベンダへの注意: コンポーネントのインストーラによって、本製品のレジストリにコンポーネントのパスを追加する場合は、以下にレジストリ キーを追加する必要があります。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\CodeGear\BDS\7.0\Globals
ForceEnvOptionsUpdate という文字列値を追加します(既に存在する場合は更新します)。 その値を文字列値 "1" に設定します。 この値が "1" の場合、次回 IDE が実行されたときに、ディスク上の EnvOptions.proj ファイルが更新されて、コンポーネント インストーラが追加したパスが追加されます。 EnvOptions.proj ファイルは、IDE の新しい MSBuild ビルド エンジンが、IDE の [ツール|オプション...] ダイアログの [ライブラリ - Win32] ページに登録されているパスをインクルードするために利用するメカニズムです。
コンポーネント インストーラが次のレジストリ キーのいずれかを更新する場合も、Globals\ForceEnvOptionsUpdate キーの追加または更新が必要です。
- Software\CodeGear\BDS\7.0\Library\Browsing Path
- Software\CodeGear\BDS\7.0\Library\Debug DCU Path
- Software\CodeGear\BDS\7.0\Library\Namespace Search Path
- Software\CodeGear\BDS\7.0\Library\Package DCP Output
- Software\CodeGear\BDS\7.0\Library\Package DPL Output
- Software\CodeGear\BDS\7.0\Library\Search Path
Windows VistaTM に関する注意事項
管理者権限でのインストール: Windows Vista の場合、インストールを実行する際に、管理者権限を持つユーザーとしてログインする必要があります。 これは、Program Files ディレクトリに変更を加えるために、高いセキュリティ レベルが必要になるからです。
製品登録クライアントの再起動: Windows Vista では、製品登録クライアントが動作しない場合があります。 この問題を回避するには、Windows Live OneCare Firewall が表示されたときに [このプログラムを許可] を選択します。 次に、製品登録クライアントを終了して、それを再起動します。 [このプログラムをブロック] を選択しないでください。 これを選択すると、それ以降に登録ができなくなります。
WinHelp: Windows Vista は、従来の WinHelp ヘルプ ビューア(WinHelp.exe)をサポートしません。 .HLP ファイルを使用する場合、アプリケーションに含まれるすべてのユニットの uses リストに WinHelpViewer を追加する必要があります。 WinHelp ビューアは、Microsoft Web サイト(http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=6ebcfad9-d3f5-4365-8070-334cd175d4bb)からダウンロードできます。 ヘルプ システムを HTML ヘルプに移行する場合は、「一般的な注意事項」の関連する項目を参照してください。
TAnimate および TShellResources: TAnimate コンポーネントを Vista や Windows 7 で使用するには、[Win32] タブの TShellResources コンポーネントをプロジェクトに追加する必要があります。 TShellResources を追加すると、次のリソースが追加されます。
- FindFolder.res
- FindFile.res
- FindComputer.res
- CopyFiles.res
- CopyFile.res
- RecycleFile.res
- EmptyRecycle.res
- DeleteFile.res
BDE の再構成: Windows Vista で BDE を使用している場合は、BDE が C:\<ルート> ディレクトリにファイルを書き込まないように、BDE を再構成する必要があります。 それには、管理者としてログインし、Program Files\Common Files\Borland Shared\BDE にある BDEAdmin.exe を実行します。 [Native] の下の [PARADOX] をクリックし、[NET DIR] をルート ディレクトリ以外の場所を参照するように変更します。 推奨するディレクトリは、C:\Users\Public\Documents\RAD STUDIO です。
マニフェストの問題: Windows Vista の拡張子を持つマニフェストを、Windows XP Service Pack 2(SP2)の .exe ファイルまたは .dll ファイルに追加すると、コンピュータが再起動する場合があります。 この問題とホットフィックスの詳細については、http://support.microsoft.com/kb/921337 を参照してください。
Vista 以前のダイアログの選択: 共通ダイアログ コンポーネントを含む既存 VCL アプリケーションを再構築して、Vista システムで実行すると、従来のダイアログ(開く、保存、およびメッセージ)ではなく、Vista 形式のダイアログ(ファイルおよびタスク)が使用されます。 従来のダイアログを使用する場合は、グローバル変数 UseLatestCommonDialogs をプログラムの最初に false に設定します。 これにより、従来の動作が強制されます。
Vista 上の IntraWeb: VCL for the Web(IntraWeb)アプリケーションを実行およびデバッグするには、Windows 2003 または Windows XP を使用する必要があります。 Windows Vista を使用している場合は、VCL for the Web アプリケーションをデバッグする際に、ユーザー アカウント制御(UAC)をオフにする必要があります。 IntraWeb(VCL for the Web コンポーネントのヘルプを含む)の詳細については、http://www.atozed.com/intraweb/docs/ を参照してください。
デバッグには管理者権限が必要: UAC が有効になっている Vista で、実行可能ファイル名に "setup"、"update"、または "install" が含まれる場合、IDE が System Administrator アカウントで起動されていない限り、そのプログラムをデバッグできません。 IDE の外で、これらの文字列を含む実行可能ファイルを実行しようとすると、"ユーザー アカウント制御" のダイアログが表示され、System Administrator アカウント用のパスワードの入力を求められます。 IDE 内でデバッグなしで実行すると、このプログラムがより高い権限を必要とすることを示すエラーが表示されます。 IDE 内でデバッグありで実行すると、プロセス作成エラーが発生します。 詳細については、http://blogs.msdn.com/uac/archive/2006/01/13/512776.aspx を参照してください。
C++Builder に関する注意事項
旧バージョンの C++ コンパイラとのバイナリ非互換の可能性
C++ ランタイム ライブラリが強化され、より新しいものに変更されました。 また、Dinkumware の標準 C++ ライブラリが、バージョン 5.01 に更新されました。 この変更のために、C++Builder 2010 のコンパイラによって生成されたバイナリ オブジェクトが、旧バージョンでコンパイルされたものと異なる場合があります。 非互換の部分は、主に C++ 標準ライブラリに限定されます。 C++Builder 2010 に移行するときは、既存の C++ プロジェクトをビルドし直す必要があります。
デフォルト値 nil を持つ Delphi インターフェイス パラメータの処理の変更
Delphi インターフェイスに void * 型を割り当てると、コンパイル エラーが発生する
以前の Delphi コンパイラ(DCC32)は、インターフェイス パラメータがデフォルト値 nil を持つ場合、.hpp ファイル内に次のようなコードを生成しました。
void methodName(_di_IIntf param =(void *)(0x0));
C++ コンパイラは、以前は、この構文を誤って受け入れていました。
このリリースでは、Delphi コンパイラと C++ コンパイラの両方で、この場合の処理が変更されています。
Delphi コンパイラは、デフォルト値 nil を持つインターフェイス パラメータに対して、.hpp ファイル内に次のようなコードを出力するようになりました。
void methodName(_di_IIntf param = _di_IIntf());
C++ コンパイラは、Delphi インターフェイスに "void *" 型を割り当てたコードに対して、エラーを出力するようになりました。 たとえば、次の行は
void methodName(_di_IIntf param =(void *)(0x0));
コンパイルに失敗し、次のエラーが出力されます。
'void *' を '_di_IIntf' に変換できません。
デフォルト値 nil を持つインターフェイス パラメータを含む Delphi コードがある場合は、DCC32 で再コンパイルしてください。 ソースがない場合、.hpp ファイルを編集し、該当箇所をすべて次のように変更してください。
void methodName(_di_IIntf param =(void *)(0x0));
これを次のように変更します。
void methodName(_di_IIntf param = _di_IIntf());
WebSnap ディレクトリの指定
C++Builder を WebSnap と共に使用している場合、実行可能ファイルが HTML ファイルと同じディレクトリに書き込まれることを確認してください。 実行可能ファイルがプロジェクト ディレクトリに書き込まれるようにするには、[プロジェクト|オプション...|パスとシンボル定義|最終出力] にドット(".")を入力します。
コード補完問題の解決
まれに、C++ 支援機能で、プロジェクトのプリコンパイル済みヘッダーが再生成されたときに完全な結果が得られないか、失敗することがあります。 このような問題が発生した場合は、次の処理のいずれかで、問題が解決します。
- プロジェクトを再びメイクする
- プリコンパイル済みヘッダーを削除する
- プロジェクトをクリーンアップして、メイクする
UnicodeString::tstr() はワイド データを縮小変換する
VCL のデフォルトの文字列型は、現在は AnsiString ではなく、UnicodeString です。ただし、下位互換性のため、UnicodeString インスタンスのワイド データを縮小変換することによって、メソッド UnicodeString::t_str() では 'const char*' が返ります('const wchar_t*' ではない)。 これにより、結果として予期しない動作が起きることがあります。コードで、t_str() の呼び出しにより元のデータが破壊されることを予測しない場合です。 この動作は、TListItem のように、UI に元のデータを表示させるコードで確認できます。
たとえば、次のように ListView で表示されるデータが、メソッドの最終行で t_str() の呼び出し後に破損することがあります。
void ProcessSelectedItem(const char* item);
void __fastcall TForm6::ListView1DblClick(TObject *Sender)
{
int index = ListView1->Selected->Index;
TListItem *ClassItem = ListView1->Items->Item[index];
ProcessSelectedItem(ClassItem->Caption.t_str());
}
元のデータが縮小変換されることを想定しないフィールドやプロパティで UnicodeString::t_str() を使用しないでください。 代わりに、TCHAR マッピング オプションを wchar_t に設定するか、USTRING_AS_WCHART マクロを定義します。 これらのいずれかの処理により、t_str() が、UnicodeString のワイド データを変換なしで返すことが保証されます。
Delphi DesignIntf および DesignEditors ツールの使用
DesignIntf および DesignEditors ツールを使用した Delphi ユニットを含む C++ パッケージを作成する場合、[プロジェクト|オプション...|Delphi コンパイラ|その他のオプション] を設定する必要があります。 [コンパイル時に使用するパッケージ] コンボ ボックスに DesignIDE を追加します。
新規アプリケーションのデフォルト設定が #define STRICT になる
ユーザーのコードを STRICT モードでコンパイルしない場合は、#define NO_STRICT を設定できます。
#define NO_STRICT をオフする必要がある 2 つの例は、「既知の問題」に説明があります。
C++ アプリケーションでの WinHelp の使用
コマンド ラインに関する注意事項
MSBuild 実行可能ファイルを使って、コマンド ラインからプロジェクトをビルドできるようになりました。 [スタート|プログラム|Embarcadero RAD Studio|RAD Studio コマンド プロンプト] を選択すると、MSBuild 実行可能ファイルへのパスと本製品の環境変数が自動的に設定されます。
Embarcadero RAD Studio のツール、特に MSBuild を使うために、RAD Studio コマンド プロンプトによって設定される環境変数を次に示します。
BDS=c:\program files\Embarcadero\RAD Studio\7.0
FrameworkDir=c:\Windows\Microsoft.NET\Framework
FrameworkVersion=v2.0.50727
コマンド ラインで MSBuild を使用するが、RAD Studio コマンド プロンプトを使用しない場合、これらの環境変数を自分で設定する必要があります。
MSBuild の使用方法の詳細については、オンライン ヘルプの [キーワード] または [目次] で MSBuild を検索してください。
データベースに関する注意事項
既知の問題
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整合性を向上するため、新しい TDBXAppServerConnection コンポーネントは TDSProviderConnection に名前が変更され、コンポーネントが属するパッケージも DataSnapProviderClient140.bpl に変更されました。 ドキュメントでは、新しい名前 TDSProviderConnection を使用して更新されています。
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次のドライバでは Unicode が有効ではありません。
- DB2
- Sybase ASA
- Sybase ASE
- Informix
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Delphi 2007 から Delphi 2010 にデータベース アプリケーションをアップグレードしている場合は、接続に失敗することがあります。回避策は、uses 句に DBX<データベース名> を追加します。たとえば、TSQLConnection を使用して、Oracle データベースに接続している場合は、DBXOracle を uses 句に追加する必要があります。
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以下の組み合わせについては、テスト済みです。
| LibMySQL.dll(5.1.XX) |
DBXMys.dll |
MySQL 4.0.XX Server |
| LibMySQL.dll(5.1.XX) |
DBXMys.dll |
MySQL 4.0.XX Server |
| LibMySQL.dll(5.1.XX) |
DBXMys.dll |
MySQL 5.0.XX Server |
| LibMySQL.dll(5.1.XX) |
DBXMys.dll |
MySQL 5.1.XX Server |
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ドライバの共存: 本製品の以前のバージョンもインストールされているときに古いバージョンの使用を試みる場合は、IDE から実行したとき、本リリースのドライバがロードされます。 これは、bin ディレクトリがシステム パスの中で前にあるからです。 古いドライバを使用するための 1 つのソリューションは、[ツール|オプション...|環境変数] で表示されるパスにオーバーライドを追加し、パスの先頭に古い bin ディレクトリを配置します。
新しい機能
DataSnap
DataSnap は、データベース アプリケーションの多層アーキテクチャです。 DataSnap には、リモート データ モジュールを格納し管理する中間層アプリケーション サーバーが用意されています。 DataSnap は強化され、異なる階層のコンポーネント間の非常に一般的な接続メカニズムを提供するようになりました。
クラス TDSServer は、トランスポートおよびサーバー メソッド クラスの生成と存続期間を管理します。 TDSServer を使用すると、独自の中間層サーバーを作成できます。 新しいコンポーネント TDSServerClass は、動的メソッド呼び出しを使ってリモート クライアントから呼び出すことができる公開メソッドを備えたアプリケーション サーバーサイド クラスを指定するのに使用できます。 このクラスのメソッドは、DBX クライアント プロバイダや ADO.NET プロバイダなどのリモート クライアントから呼び出すことができます。
DataSnap サーバーにいったん接続すると、アプリケーション サーバー内のメソッドをストアド プロシージャと同じように呼び出すことができます。 たとえば、新しいクラス TSqlServerMethod を使用すると、コマンド テキストのテキスト クラスおよびメソッド名とそのメソッドのパラメータを指定することでサーバー メソッドを呼び出すことができます。 サーバー メソッドでは、TDBXReader を使用して、クライアントとの間でデータセットをやり取りできます。
新しいスマート テーブルは、Datasnap でサポートしているさまざまなデータセットを抽象化したものであるため、クライアントとサーバーの間で透過的に受け渡すことができます。
TRemoteDataModule を拡張するアプリケーション サーバーサイド クラスを依然として作成できるため、その中に含まれているプロバイダには、クライアントサイドの新しい TDBXAppServerConnection クライアント コンポーネントからアクセスできます。 TDBXAppServerConnection は、dbExpress を使って DataSnap サーバーに接続できるようにするもので、既存のアプリケーションの互換性を保ちつつ新しい DataSnap 機能を活用するために用意されています。 新しいアプリケーションでは、TRemoteDataModule や TDBXAppServerConnection を DataSnap と共に使用する必要はありません。
アプリケーション サーバーをデータベースに接続する必要はまったくありません。 サーバー メソッド クラスの要件は以下の 2 つだけです。
- TPersistent の下位クラスでなければならない。
- MethodInfo 指令を有効にする必要がある。
DataSnap についての詳細は、Embarcadero Developer Network の記事(http://dn.embarcadero.com/delphi/distcomp/datasnap および http://edn.embarcadero.com/c_builder/distcomp/datasnap)を参照してください。
Steven Shaughnessy による DataSnap の概要(http://edn.embarcadero.com/article/38682)も参照してください。
データベースの変更に関する注意事項
dbExpress
dbExpress ドライバ フレームワークの変更点は以下のとおりです。
- MSSQL ドライバでは SQL Native Client のインストールが必要です。 SQL Native Client 2008 では、dbxmss.dll、SQL Native Client 2005 では dbxmss9.dll が必要です。
- MySQL ドライバでは libmysql.dll のバージョン 5.1.x が必要です。
Blackfish SQL ライセンスの取得
Blackfish SQL の配置ラインセンスを取得する方法が変更されました。 製品に以前含まれていた .slip ファイルは使用できなくなりました。 配置ライセンスは、オンラインの「http://reg.codegear.com」で生成できるようになりました。インストール、配置、およびライセンスについての詳細は、Install、Deploy、License の各ファイルを参照してください。 これらのファイルは、デフォルトで C:\Program Files\Embarcadero\RAD Studio\7.0 に置かれています。
サポート対象サーバー
dbExpress
- Blackfish SQL Server 8.0
- InterBase 2009、2007、7.5.1、7.1*、7.0*、6.5*(すべて)(ドライバ dbxINT.dll、クライアント GDS32.DLL)
- Firebird 2.1、1.5
- Adaptive Sybase Anywhere 9、8*(Ent)(ドライバ dbxASA.dll、クライアント dbodbc9.dll)
- DB2 UDB 8.x、7.x*(Ent)(ドライバ dbxDB2.dll、クライアント db2cli.dll)
- Informix 9.x(Ent)(ドライバ dbxINF.dll、クライアント isqlb09a.dll)
- Microsoft SQL Server 2008、2005、2000(Ent)(ドライバ dbxMSS.dll、クライアント oledb.dll)
- MySQL 4.0.24(すべて)(ドライバ dbxMYSA.dll、クライアント libmysql.dll)
メモ: Delphi 2007 の dbxMYS.dll から変更はありません。 名前が変更されました。
- MySQL 5.1、5.0.27、4.1*(すべて)(ドライバ dbxMYS.dll、クライアント libmysql.dll)
- Oracle 11g、10g、9.2.0*、9.1.0*(Ent)(ドライバ dbxora.dll、クライアント OCI.DLL)
- Sybase 12.5(Ent)(ドライバ dbxASE.dll、クライアント libct.dll & libcs.dll)
* このバージョンのデータベースでは、ドライバの動作が完全に保証されていません。
デバッガに関する注意事項
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コード内にデータ ブレークポイントを置こうとすると、プログラムが破損する場合があります。 たとえば、VMT スロットにデータ ブレークポイントを置くと、プログラムが間違った場所にジャンプする場合があります(アドレスの "最後の" バイトが 0xcc に上書きされる)。
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System Mechanic 7 Pro をインストールすると、統合デバッガの機能が無効になります。 プロセスがすぐに終了することと、イベント ログ ビューに診断メッセージが表示されることが報告されています。 この製品がインストールされている場合は、サービス マネージャを使用して "iolo DMV Service" の実行を無効にすることで、デバッグ機能を復元できます。
ドキュメントに関する注意事項
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RAD Studio ヘルプは、現在 docwiki で構築されています。すべての RAD Studio ユーザーは、以下の docwiki に参加し、投稿できます。
http://docwiki.embarcadero.com/RADStudio/en/Main_Page
ローカライズ版 docwiki も提供しています。英語版 docwiki メインページのサイドバー [TRANSLATIONS] で [Japanese] を参照してください。
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特定のヘルプ(MSDN オンラインなど)を選択して、オンライン ヘルプで検索や索引機能を使用できます。
たとえば、RAD Studio に備わっているローカル ヘルプのみを検索対象に制限でき、ヘルプ ビューアでローカル ヘルプを最初に表示するかオンライン プロバイダのヘルプを最初に表示するかどうかを指定できます。
ヘルプ ビューアのヘルプ ソースを指定するには、[ツール|オプション...|ヘルプ|オンライン] を選択します。
オプション "最初にローカル、次にオンラインで実行" を選択して、ブラウザが適切な RAD Studio ヘルプ ファイルを見つけることを有効にし、ローカル ヘルプの検索結果を最初に表示して、オンライン プロバイダからの結果をその後に表示するようにします。
ヘルプ ビューアの高度な設定の詳細については、CDN の記事 "Getting the Best Results with RAD Studio Online Help(RAD Studio オンライン ヘルプで最高の結果を)"(http://dn.codegear.com/article/37562)を参照してください。
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Microsoft Document Explorer 2008(dexplore.exe)が Delphi 2010 と C++Builder 2010 のオンライン ドキュメントを表示するために必要です。 Microsoft Document Explorer 2008 がインストールされていない場合は、ヘルプ システムのインストールの一部としてインストールされます。 Microsoft Document Explorer 2010 のプレリリース バージョンのライセンスが表示されるという既知の問題があります。
- ヘルプ システムのアップデートは、製品のアップデートを取得する場合と同じ手順で取得できます。 [スタート|プログラム|Embarcadero RAD Studio 2009|アップデートの確認] を選択します。
国際化に関する注意事項
XP SP2 で IME(input method editor)を使用している場合、.NET Framework のバグが原因で本製品がハングアップし、しばらくした後(約 5 分)にエラー メッセージが表示される場合があります。 このエラーは、数回発生すると、発生しなくなるようです。 すべての言語ウィンドウが影響を受ける可能性があります。このエラーを防ぐには、XP SP3 を適用してください。 詳細については、http://support.microsoft.com/kb/906678/en-us を参照してください。
外部トランスレーション マネージャ(ETM)のヘルプ: ETM.exe を "bin" ディレクトリから起動し、[ヘルプ|目次] をクリックすると、"目次が見つかりません" というエラー メッセージが表示され、結果が表示されません。ETM に関するヘルプ トピック("External Translation Manager を設定する" および "External Translation Manager を使用する")を RAD Studio 2010 オンライン ヘルプで見つけることができます。ヘルプのキーワードでトピック タイトルを入力するか、[RAD Studio IDE|プロジェクト開発の主要ステップ|アプリケーションのローカライズ:インデックス] にある「アプリケーションのローカライズ」を見つけます。
VCL/RTL に関する注意事項
SOAP サーバーに関する注意事項
Win32 SOAP サーバーは現在、非推奨リストで "他の検討事項:代替が必要" に分類されています。 ドキュメント/リテラル サーバーが必要である場合は、Delphi Prism を使用して SOAP サーバーを構築する必要があります。 これは .NET Framework でサポートされている SOAP 仕様をサポートします。
既知の問題
ActiveX
C++ Builder 6 で作成された ActiveX ライブラリ プロジェクトを C++ Builder 2009 で開き、実行すると、[ActiveX サーバーの登録] と [ActiveX サーバーの削除] メニューが有効になりません。 これを回避するには、[実行|実行時引数...] を選択して、[ホスト アプリケーション] に "C:\windows\system32\regsvr32.exe" を、[パラメータ] に <プロジェクト名> を設定します。
IDE での基本多言語面以外の Unicode 文字のサポート
XP と以前のオペレーティング システムでは、英語版のオペレーティング システムに付属しているフォント(Tahoma)を IDE で使用します。 この場合は、基本多言語面以外の文字の表示はサポートされていません。 サロゲート ペアを使用する文字は IDE の一部(オブジェクト インスペクタを含む)では正しく表示されません。 正しく表示するには、Windows に追加言語をインストールする必要があります。 Windows のコントロール パネルで [地域と言語のオプション] で実行します。 詳細については、http://blogs.codegear.com/nickhodges/2008/07/17/39073 を参照してください。
DLL を動的にロードする場合、動的リンク RTL は使用できない
DLL を動的にロードする場合、ランタイム ライブラリと動的にリンクできません。 動的にリンクした場合、プログラムが終了すると、アクセス違反が発生します。 これを回避するには、[プロジェクト|オプション...|C++ リンカ] ページで [動的 RTL] を [False] にします。
GdiPlus ライブラリでは #define NO_STRICT をオフにすることが必要
C++ の GdiPlus ライブラリは、非 STRICT モードでは使用できません。 これは、Graphics::Graphics(HDC) を Graphics::Graphics(HWND) と区別できる必要があるからです。 非 STRICT モードでは、HWND と HDC はともに "void*" です。 別のモードでは、次のエラーが発生します。
[C++ エラー] GdiplusGraphics.h(37): E2015 'Gdiplus::Graphics::Graphics(void *)' と 'Gdiplus::Graphics::Graphics(void *,int)' の区別があいまいです。
VCL では #define NO_STRICT をオフにすることが必要
VCL は Windows の handle パラメータを C++ STRICT マングリング スキームに一致するように変換するようになりました。 VCL では NO_STRICT を定義する古いアプリケーションのためにエントリポイントが残されています。 ただし、NO_STRICT を定義したアプリケーションを STRICT モードに更新すること(NO_STRICT マクロの削除)をお勧めします。 型安全性が強化され、VCL のネイティブ マングリングに一致するからです。
Runtime Themes と TImageList.ColorDepth
TImageList.ColorDepth プロパティに cd32Bit を設定し、ImageList に透明画像が含まれる場合は、画像がコントロール上で描画されるとき正しくブレンドするように Runtime Themes を有効にする必要があります。
ITE/ETM プロジェクトを Delphi 7 から移行する
ITE/ETM プロジェクトを Delphi 7 からアップグレードするには、ユーザーの dfm をテキスト形式にする必要があります。 この変換を実行するには、convert.exe(デフォルトでは C:\Program Files\Embarcadero\RAD Studio\7.0\bin にインストール)を使用します。
プロジェクトがインポートされ、リソース dll がリソース DLL ウィザードで更新された後に、リソース dll が更新されていないようにみえる問題が発生することがあります。この場合、ウィザードで単にもう 1 度更新すると、問題が解決します。
ClientDataSet.SaveToFile での Unicode の問題
各国語文字が String/Memo フィールドで使用されている場合は、TCustomClientDataSet.SaveToFile では不正データが生成されることがあります。たとえば、アクセント付き文字の代わりにスペースが表示されることがあります。
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